まんが道読了。
足塚茂道と聞いてピンとくる人は少ないはず。
藤子不二雄の元のペンネームが、それに当たる。
元々AとFは二人で共作していた頃があり、その時のエピソードを綴った話がまんが道である。
これがまたよく出来ていて、個人的には漫画家や編集を目指す人の他、どんな業界も、とにかく「働く人間」のバイブルとして読んでもらいたい作品に仕上がっている。
A視点で描かれており、Fがかなりいい人(?)として表現されている。
というかAが変態っぽく描かれているような気もするが…実際はFの方がとっつきにくかったらしい。
まぁ会社一日で辞めてくるような人間だしね。
これを読むとトキワ荘に行きたくなることうけ合い。
あと徹夜がしたくなったり、夜食に松葉のラーメンが食べたくなったりする。
納豆とうな丼と寿司はNG。
あと女の子と話すこともダメ(一目ぼれはOK)。
こうして書いてみると、ほとんど読んでなきゃ分からない内容だな。
読んでれば面白い、そして理解してくれるはず。
そんなまんが道は全14巻で、
どう考えても最終巻は打ち切りの匂いがする。
13巻で終了するか、Aの心行くまで描かせてやったほうがいいと思った。
読む機会があったら、ぜひどうぞ。
唐沢の電脳炎と一緒に。