最近になって、自分の持っているスーツが気になり始めた。
黒と紺の違いが分からない。
親に色盲(何故か変換されない)と言われるも、未だに納得できていない。
お前は何を言っているんだ?
オンラインショッピングの画像がコレなんだけど、全然分からない。
この画像だけで買うことが出来るなら、きっとCDもジャケ買いできるはず。
話が逸れたけど、夏用は実質2着しかもっていないので、新しいのを買うことに。
幸い、そのくらいの金は持っているので近くのAOKIに行ってきた。
Tower「
2万円くらいで買える、夏でも涼しいスーツをください」
すごく…八百屋な感じです。
「夏バテによさそうな野菜をてきとうにみつくろってください」、と言わんばかりのセリフ。
自分で考える気が全く感じられない。
店員も怪訝そうな顔をしていたが、こればっかしは服のソムリエに任せた方がいいと思うんだ。
店員が探している間に、色のことを思い出す。
家にあった2着は紺・紺だったような…。
せっかくなのでグレーのスーツを買うことにするか。
店員のおっちゃんが走って持ってきた紺のスーツを即答で返却。
グレーがいいんだよ、とパシリよろしくまた走らせる。
店員「そういえばお客様、サイズはいかほどで?」
俺「
とんと分かりません」
可哀相過ぎる。
ここまで無知な客は初めてのことじゃないだろうか。
だっておっちゃんの持ってきたスーツ、紺とかチャコールグレーとかよく分かんないだもん。
ターコイズブルーとかカレイドルビーとかそのうち出てきそう。
ごめん適当だった。
また走って持ってきてくれたのはありがたい。
試着室で着替えておっちゃんに見せると、丈は問題がないが、ウエストが細いらしい。
もう1サイズ下げろとのこと。
ちなみにY5とか言ってた。
俺はヤセ・5と考えたけど、他がAとかABとか謎なので、考えるのをやめた。
で下げたら下げたで、今度はグレーがないとか。
じゃあ諦めて帰るか。
おっちゃん、悪いけどその試着した5着片付けておいてくれ。
店員「
そうは問屋が卸さない」
もちろん今のは心の声だけど、確かに聞こえた。
同じサイズの別の色で仕上げをしておくから、今週中には届くから、と食い下がる。
ここまで売り込んだんだから買わせたいよね。
俺も鬼じゃないので買ってあげることにした。
こうして18000円のグレーのスーツがやっと買えた。
3着あれば何とか乗り切れるだろ。
飲み会があるたびに汚して買えるので、毎週クリーニングに出してるのも腐ってるけどな。