孤独のグルメをネカフェで読んできた。
作者は2chを意識しているのか、どうでもいいマニアックな設定が…。
診察シーンの「いい体してるわね」には噴出しそうになったが。
今回の読みきりでは、ゴローちゃんがケガをして入院。
そこの病院食をあれこれ語るという内容。
一つ一つの食事を美味しそうにコメントするゴローちゃん。
でもやっぱり量が少ないようで、隣の人が食べているものが気になっているようだった。
まぁそれはおいといて、昨日読んだ方があまりに面白かったので紹介。
「
腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」(木谷有希子)
親が文庫で買ってきたのだが、短いので会社への復路だけで読みきれた。
つーか続きが気になって仕方ないので、すんごいスピードで読んでしまったのもあるが。
簡単に内容を説明すると、「
姉が厨二病全開なまま二十代になってしまい、それを取り巻く人々の心情やら何やら」といったところか。
この姉ちゃんのすごいところは、小学生の頃から何一つ変わらず大人になったところ。
劇団をクビになるシーンや、小学生の頃の日記のシーンとかマジ圧巻。
微妙に宗教がかっているセリフもあるが、やっぱり厨二病だろうなぁ…。
この作品を語るのに欠かせないのが、やはり妹だろう。
華奢でメガネで女子高生な妹だが、こいつも別の意味で気が狂っている。
「
何で、お姉ちゃんはそんなに面白いの? それをネタにできないなんて生殺しだよ」
とか、自分の思いを吐露するシーンはすごかった。
いや確かに目の前に厨二病全開の20代がいたらネタにしたくなるわな。
あとは待子さん。
こいつの存在については意見が分かれると思うが、いたらウザいだろーなぁ…。
でも結婚相談所の話は少し泣けた。
ほとんど過去を語らない辺りに、作者の愛を感じた。