【その14】
目覚めると真っ暗な部屋にいて、目の前に大きな豚が立っていた。
「
一度だけチャンスをやる。正直に答えろ。嘘をつけば大切なものを奪う」
と出会い頭に言いやがった。
意味がわかんねーよ。
何故俺はここにいるんだ。
そう問いかけると、豚は続けた。
「
正直に答えれば、お前の1番大切なものを奪う」。
どっちにしろ奪われるのかよ。
それに、その条件なら嘘ついた方がよくないか?
考えている間に、豚は消えていた。
暗闇の中を歩いていくと、明かりが見えた。
札が立っている。
『
お前は罪を犯したことがあるか』と書いてある。
あれはロット神だ。
俺には分かる。
嘘はつけない。
だが、実は一度だけギルティを犯したことがあるんだ。
泥酔して全マシマシを頼んで、リバースして逃げた時だ。
でもあれはインスパイア店で、10年近くまえのこと。
ロット神が求めているのは、二郎でギルティを犯していない人間に違いない。
俺は×を選び、歩き出した。
で、気付いたら家のベッドだったわけ。
もちろん何も奪われてない。
変な夢見たせいか喉が渇いてるくらいか。
その割にはトイレに行きたい。
ここのところ体重も減ってきたし、いい循環してるのかもなw
何か二郎の話書いてたら腹が減っちまった。
ちょっくら歌舞伎町行って二郎食ってくるわw
追記:糖尿病の初期症状は、多尿・喉の渇き・体重減少