半覚醒状態をご存知か。
これは俺がそう仮称しているだけなので、もしかしたら別の名称があるのかもしれない。
まずは、その内容を書いてみる。
・ベッドや布団で眠ろうとしたときにそれは起こる
・眠ろうとしてから数分が経過している
・意識はわりとハッキリしている
・体の動きがすごく鈍い
要するに、
体は眠っているけれど意識だけが覚醒した状態。
俺にとって1年に1回くればいいくらい珍しい状態なんだけど、実はこれを待ち望んでいた。
確かに上の4つを見る限り、ほとんどメリットはない。
それどころか逆に
意識しても眠れないのだから、本当に無駄な時間を過ごすことになる。
この状態に陥りたい理由はただ一つ。
・
ハイになれる
これだけ。
しかもただのハイじゃなくて、完璧にどこかイッてしまっている状態。
あくまで俺だけの症例かもしれないけど、具体的には
笑いの沸点が極限まで落ちる。
布団で擦っただけでも笑い出し、何を想像しても大声で笑える。
でも肉体的に覚醒してないからほとんど声が出ない。
ずっとクックックックと嗚咽が延々と続くだけで、それがどうしようもなく気持ちいい。
寝ようと意識しても、確かに一瞬だけ意識が落ちるんだけど、すぐに頭の中に夢(のような想像の世界)が広がって、またひたすらに笑い出して起きる。
例えば昨日の世界だと「
助さん・角さんが下町に火をつけて回る」という内容。
いま見ても何が面白いのかサッパリ分からないけれど、半覚醒状態はひたすらそれで笑う。
書いてて思うけど、ただの病人としか思えない異常行動。
2時にそれになってから、結局寝たのが4時くらいだった。
つまり2時間近く笑いっぱなしだったようだ。
起きてから気づいたが、PCの検索キーワード欄が「
笠木忍」で埋まっていた。
まだまだ半覚醒状態には未知なる部分がある…。