行きの電車で痴漢にあった。
30代前半のメガネかけたオッサンで、執拗に背中とケツを撫でてくる。
満員電車で動けないのをいいことに、それはもうガンガン触りまくり。
冒頭から変態ですまない。
しかし、事実なんだ。
途中から俺も面白くなってきたので、「
悲鳴をあげそうな顔で唇をキュッと閉める」とかクリムゾンばりの演技を始めて、その状況を楽しみ始めた。
「
くっ……こんなメガネの30代の男にイカされてたまるもんですかッ!」
とか。
「
ダメ……! こんなのに感じちゃダメ…!」
とか。
「
お、おしりはらめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっっっっ!!」
とかを頭の中で再生して遊びだす始末。
結局新橋で開放されたけど、不思議と屈辱感はなかった。
むしろ晴れ晴れとした気分だった。
気づくと、濡れ(略)