とか何とか言っちゃって、結局更新してる俺がいる。
color-board_ypgさん推薦の本…ってわけじゃないか。
図書館にあったので借りて読んじゃったよ。
新堂冬樹 「アサシン」
何この幼い頃
父親を殺されて泣いているところを連れ出されたけれど
ある組織に助けられて
殺し屋の英才教育を受けて初等部を卒業する時に人を殺して中等部では
最年少でライフルを使いこなして
格闘術でもNo.1になれるほどの実力を有しながらしかしその強さに合わない
端正なルックスと丁寧な言葉遣いで女性を惑わせる完全無欠のアサシン。
拷問を続けようか。
組織を卒業した後はアサシンとしての
能力が開花していく一方で
誰との付き合いも持たずただ1人で殺しを請け負う毎日を過ごしていた主人公がある
任務でであった
少女に惹かれて意思を持ってしまうことで組織と敵対してしまい徐々に真実に近づきながらも
かつての親友と刃を交える結果となってしまい果たして少女が待つ
空港へたどり着くことができるのかわからない状態で
愛の
花言葉を持つ花をそっと手に持ってしまうそんなアサシン。
これが要約。
借りてきた本だけど、面白い表現があったら思わず折ってしまった。
一部を紹介。
「青年は鬱蒼とした雑木林に囲まれた敷地内に視線を走らせた。格闘術、銃剣術の授業においてスクール史上一、二を争う成績を残した青年でも、武器を持つ二十人近い連中をひとりで相手にするのはきつ過ぎる。」
「いま奴がターゲットにしているのは極東コンツェルン。極東コンツェルンを知ってるな?」
「物事に絶対はない。万にひとつの可能性でも、裏を返せば九千九百九十九分の一の可能性はあるということ。」
「キッチンシンクの上の収納扉を開いた。ガラスのボウルを取り出した。冷蔵庫を覗いた。レタス、キュウリ、トマト、リンゴ、バナナ、レモンをボウルに無造作に放り込む。まな板の上にボウルの中身を空けた。レタスを手でちぎり、キュウリ、トマト、リンゴ、バナナ、レモンをペティナイフでスライスしたものをふたたびボウルに放り込んだ。」
マジで地獄。
ある意味で期待していた通りの内容だったが、オチまで期待通りとは如何なものかと。
ネタバレになるから言わないけど、読む人は覚悟を決めてどうぞ。
すごく唐突に物語が始まって、すごく唐突に終わる。
そんな小説はいかがでしょうか。