メインが出来上がったので、あらかじめ炊いておいた米を見て愕然とした。
限りなくモチに近いじゃないか!
よく考えると原因は俺のような気がする。
米を炊く前に、
①米を研いだ
↓
②米を水に漬けたまま30分くらい放置
↓
③水を少なめに入れて炊いた
この②の部分が余計だったんじゃないか…!?
確か…夏場は湿度がある程度あるからそのまんま炊いて良かったんだっけ…?
嘆いていても仕方ない。
しかしただでさえメインディッシュが汁っぽいというのにどうするか。
答えは決まっている。
チャーハンにすればいいんだ。
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新記敷器 かに玉チャーハン>
もちろんチャーハンなど作ったこともないが、俺には出来る確信があった。
一つに、母親が作るチャーハンを何回か見たことがあること。
油引いて米をぶち込んで適当に卵と掛け合わせれば出来るはず。
もう一つは、
美味しんぼの王さんの作ったチャーハンを知っていること。
正しくは周さんが「
私はこの男に3,000万円貸す」といっている場面だけだが。
ようは炎を制するものが中華を制するらしい。
適当に振っとけば何とかなるだろ。
まずはかき卵を作ってみた。
問題はこれからだ。
米をぶち込んで火を全体に均等に当てながら中華の素を…
ええいっやってみるさ!
うお。
フライパンが重い。
しかも米がベタつく。
菜箸だけじゃ間に合わない。
つーか写真なんて撮ってるヒマねーってばよ。
ということで撃沈。
出来上がったものは「かに玉むしご飯」と呼べる代物だった。
辺り一面に飛び散った米をかき集めながら、次こそはうまくやろうと思った。
そういや王さんが奥さんに頼りにされたのもチャーハンが出来るようになってからだもんな。
かに玉むしご飯と鶏肉のトマトソースがけ